2013年9月21日土曜日

若狭への旅 小浜 羽賀寺


奈良にとどまり、少しくこだわりすぎた(というかしばしネタ切れ状態)。
ここでちょっと旅に出てみよう。
行先は若狭小浜市…。若狭湾に面した漁港。しかし、小浜はなんとなく
心に染み入ってくる風情がある。(記憶では日本のフィッシャーマンズワーフと言われていたと思う)まさに猟師町の匂いにあふれている。
また、名高い鯖街道の出発地。この若狭で水揚げされた『鯖』を京
に届けるための道が鯖街道・・・。
この羽賀寺に、11面観音立像(重文)がある。下段に紹介してある像がまさにそのもの。記憶でしかないが、私の身長(171㎝)を多少上回るくらいの大きさであったと思う。11面観音像としての全体の印象は、国宝仏にも勝るとも劣らない仏様という印象だ。頭上面にも観音像そのものにも朱色が見事に残っており、向源寺の11面と比するといささかあでやかな印象ではあるが、すっきりとした立ち姿と1人でも多くの衆生をすくうために延ばされた右手は膝に届くほど長い。若狭の里山に残された小さな伽藍の中に、全く違う繁栄の名残をとどめた仏の世界が残されていた。
 

 但し、この羽賀寺アクセスが問題。小浜の駅からは電車もバス便もなかった。
駅近くで、レンタサイクルを借りるか、奮発してタクシーで行くかくらいしか方法がなかったと思う。もちろんマイカーやレンタカーを借りればなんということはないのはもちろんのことだが。

せっかくの若狭、少なくとも一日くらいはゆっくりと時間をかけて訪れることをお勧めしたい。
真冬や真夏でなければ、フィッシャーマンズワーフと言われる漁師町で自転車でも借りて、羽賀寺を訪れ、その後、港にあった一階に生簀があり、そこで魚を頼んで、2階で料理してくれる店もある。

また、小浜の灯台が印象的だ。
灯台の下まで、細い堤防を歩き灯台に背を預けて、入り組んだ港の風景を眺め、風を感じる時間はなかなかな得難い風情ではないだろか。
港では湾をめぐる遊覧船もあった。船に乗り、若狭の海を身体いっぱい感じることができる。
もちろん、鯖街道の起点、鯖をとことん味わうことは、いうまでもないだろう。
鯖寿司も絶品・・。伝える言葉が見当たらない。

下段に紹介してあるのは11面千手観音像。この仏様も羽賀寺の本堂に飾られている。


休み休み書いた知っtakaの仏像話だが、この辺でしばらくのお休みをいただこうと思う。

最近、知っtaka君、チョイ料理に関心も持ち始めた。
当たり前の親父の料理だが、知っtakaの料理話というコーナーで再登場したいと思っている。
来月初めからくらいのスタートか。乞わずご期待。お笑いください。